インフルエンザに効果のある薬局にある液体はこれ!

世界一受けたい授業の講師として登場したインフルエンザワクチン研究の第一人者 長谷川秀樹先生が、インフルエンザに効果のある液体して紹介したのが「消毒用エタノール」

インフルエンザの時期になると大手薬局をはじめスーパーなどでも店頭に並んでますよね?

そんな「消毒用エタノール」ですが、今ではダイソーやセリアなどの100均でも手軽に購入することができます。

…が、100均で購入するときには注意が必要です。

エタノールには「消毒用エタノール」と「無水エタノール」の2種類あって、インフルエンザに効果あるのは「消毒用エタノール」です^^

「消毒用エタノール」と「無水エタノール」の違いは後ほど。。。

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インフルエンザに効果がある理由

そもそも消毒用エタノールは、手指・皮膚の消毒や医療機器の消毒にも使われています。ですから、体には影響がないのでインフルエンザの予防対策には安心して使うことができます。

どうして消毒用エタノールがインフルエンザに効果があるのかというと、インフルエンザウイルスを包み込んでいる「エンベロープ」という膜を破壊してウイルス本体を消毒することで、感染力を低下させる効果(抗ウイルス作用)があるからです。※参考元HP ※エンベロープは脂肪・タンパク質・糖タンパク質からできているウイルスを包んでいる膜でアルコールに弱い

インフルエンザウイルスを直接消毒するので予防効果が高いと勘違いしそうですが、消毒用エタノールはあくまでも「消毒して感染力を低下させる」だけです。

ちなみに「消毒」というのは、Wikipediaによると

「ウイルスや細菌など生きている微生物の数を減らすための処置で無菌にすることではない」

消毒用エタノールはインフルエンザウイルスを消毒し、その感染力を弱めることはできますが、ウイルス本体を殺菌、滅菌することはできません。

しかし、消毒用エタノールと石けんと併用して使うことで、その予防効果をほぼ100%まで高めることができるので安心してください^^

消毒用エタノールと石けんの効果について説明する前に、インフルエンザの感染経路について知っておくことで、その効果の高さがより理解できると思います。

インフルエンザウイルスの感染経路

テレビの健康番組や生活情報番組などでも紹介されている通り、インフルエンザウイルスの感染経路は「飛沫感染」「接触感染」の2通り。

「飛沫感染」についてはマスクなどでほぼ予防できます。

逆に予防しにくいのが「接触感染!」

消毒用エタノールはこの「接触感染」の予防に効果があります。

イラストでもわかるように、インフルエンザウイルスの付いた物に触れた手で、口や鼻、目などを無意識にさわってしまうことで粘膜からウイルスが体内に侵入してしまいます。

これが「接触感染」です。

インフルエンザウイルスの感染予防

「手」を経由してウイルスの体内侵入を防ぐのに効果があるのが「手洗い」です。

インフルエンザの時期になるとよく聞いたり、ポスターなどで目にする

「石けんで手を洗いましょう」

インフルエンザの予防には手洗いが最適な方法だからです。

ちなみに石けんではインフルエンザウイルスを殺菌することはできませんが、手に付いたウイルスを洗い流すことで除去してくれます。

石けん手洗いをしっかりとすることでインフルエンザの感染リスクが3~5割程度減少するといわれています。

ちなみにインフルエンザワクチンの予防効果は約4割前後。

今回色々調べてみてビックリしたんですが、石けん手洗いにはインフルエンザワクチンとほぼ同じ予防効果があるなんて思いませんでした^^

石けん手洗いに予防効果があるとはいっても、まだまだ100%ではありません!

そこで登場するのが「消毒用エタノール!」

石けんで手を洗った後に洗い流せなかった残ったままのウイルスを消毒用エタノールでもう一度手を消毒することで、インフルエンザの予防効果を高めるわけです^^

ただし、水分が残ったままだとエタノールが薄まってしまい消毒効果が低下してしまうので注意してください。

消毒用エタノールを使うのは手の水気をしっかり拭き取ってからが原則です!!

…が、肌が弱い人や乾燥肌の人は使用時に注意が必要です。

家族に感染者がでた場合は、元気な家族の手洗いは大切ですが、照明などのスイッチやドアの取っ手やノブは感染経路になりやすいので、消毒用エタノールを使ってしっかりと消毒しましょう。

消毒用エタノールで消毒するとき注意してほしいのは、必ずティッシュペーパーや布などに含ませて拭いてください。

スプレーを使うとウイルスを逆に飛び散らかす事にもなりますので、逆効果です^^

 

そうそう…書くのを忘れていたんですが、手洗いするときは薬用せっけんじゃだめです!!

 

薬用ですからインフルエンザにも効果がありますが、インフルエンザウイルス以外の本来必要な菌までも殺してしまうので、逆にリスクが高くなってしまいます。

無添加の石けんや普通の石けんにしてください。そして、手の隅々までしっかりと洗うことが大切です^^

「消毒用エタノール」と「無水エタノール」の違い

「消毒用エタノール」と「無水エタノール」の違いについて説明する前に、エタノールというのはWikipediaによるとアルコールの一種で、揮発性の無色液体で、特有の芳香を持っています。

別名はエチルアルコール。酒精( しゅせい)とも呼ばれています。

これを踏まえて大きな違いは…

◆消毒用エタノール:アルコール度数が低いエタノールで「消毒」に向いています。

◆無水エタノール:ほとんど水を含んでいないエタノールで、洗浄力が高く水拭きができない電気製品などの掃除などに向いています。またカビや害虫対策などにも使われたりします。

無水エタノールを水で薄めれば(精製水で80%に希釈すれば)消毒用エタノールとして使うことができるので、
無水エタノールを買ってきて「消毒用エタノール」を自分で作ることもできます。

…が、「消毒用エタノール」も100均で購入できるわけですから、わざわざ作る必要もないと思いますけどね。

楽天市場 消毒用エタノール

まとめ

インフルエンザに効果のある薬局にある液というのは「消毒用エタノール」のこと。

手洗い後に手に残っていたウイルスを「消毒用エタノール」で消毒することで、インフルエンザの体内侵入を防ぐことができます。

インフルエンザの予防に効果が高いのは…
手洗い+消毒用エタノール

しっかり石けん手洗いをして、インフルエンザにかからないようにしましょう!!

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